・・・ゆうぐれ・・・

貴方と観た・・・
　貴方と走った浜辺・・・

少し照れたワタシは
　貴方に、想いを届けたくて

貝殻を拾ってみました・・・

それは、小さく
　ワタシのようで・・・

すぐに、そっぽ向いちゃう
　貴方のよう・・・

コノ貝殻に
　魔法をかけて・・・

そっと
　貴方にプレゼント・・・

ピンク色のよぅで
　淡い恋の色した貝殻・・・

貴方の手のひらで
　恥ずかしそうに、光ってる・・・

砂を
　少し纏って・・・

照れてるの？

走って
　走って

波にのまれナイように
　貴方の手のひら

ギュっと掴んだ・・・

恥ずかしくても
　コレだけは、譲れナイ・・・

寄せては
　返すコノ波は・・・

貴方とワタシの
　恋？なの？

離れて
　くっついて

波にさらわれ
　何処かへ、行ってしまいそうな

こんな想い・・・

貝殻は、キレイ？
　ワタシは？

なんて
　冗談言っても

貴方は
　笑ってくれますか？

キツク
　抱いてくれますか？

貝殻を包む腕で
　ワタシも、そっと・・・

走って
　貴方の腕を、掴むから

だから
　その貝殻とワタシ・・・

離さナイでいて・・・

砕けてしまう・・・
　そう

ワタシも
　想いもちっぽけ・・・

貴方とワタシの腕も
　波には勝てナイ・・・

だって
　大地を包むんだから・・・

母のような波
　涼しげな波音・・・

静かに
　恋を育むように・・・

ワタシ達は
　一緒だよ？

鼓動を
　波音に変えて・・・

静かに
　貴方の胸に・・・

そっと
　静かに・・・

眠るワタシを
　抱きしめていて・・・

簡単に
　波が消してまう・・・

そんな
　想いだってコトくらい

知ってる・・・

いつも
　弱いって・・・

そんな風に・・・

想ってるから・・・