・・・ふたりの花・・・

ワタシ達の手と手が
　今、そっと静かに音もたてず

触れ合った・・・
　そっと花が咲いた・・・

柔らかく
　そして繊細なその恋は

実り
　そして永遠へと・・・

ふくよかに
　実りし花達は

甘い
　甘い蜜を出して

蝶達を誘い出す・・・

誘惑と
　貴方の手・・・

繋いだ手と手は
　優しくなんかなくて

ギュッときつく・・・

儚く散り行く
　花達ならば永遠などないでしょう・・・

だけど違う・・・
　この花達は永遠を知っている・・・

未来が明るいと・・・
　咲き誇るんだと言ってる・・・

儚き命を持つ花にさえ
　ワタシ達の運命を知らせる・・・

儚きモノよ・・・
　永遠を勝ちとれ・・・

そして
　笑顔と名を持つ
　
新たな花を
　咲かせよ・・・

可憐な姿　
　魅了されたワタシ達・・・

このふたりの花に
　近づけるコトなんて

出来ナイ・・・

散り行くさだめさえ
　知らないワタシ達の花・・・

永遠を知り
　咲き誇る花・・・

その姿はきっと
　何よりも麗しいモノ・・・　

そして
　ワタシ達に最高のユメを・・・

贈り続ける・・・